松田佳希(フィックスターズ)

量子アニーリング・イジングマシンにおける共通ソフトウェア基盤開発

量子アニーリングマシンを始めとして、組合せ最適化問題に特化したイジングマシンが注目を集めており、近年盛んに研究開発が進められている。しかし一方で、現実的な課題における組合せ最適化問題とイジングマシンのハードウェアには大きな乖離があり、その間を埋めるにはソフトウェア環境の整備が必須である。本研究では、イジングマシンの適用可能範囲の拡充と、利便性能向上を目指し、ハードウェアとソフトウェアの中間層に構成された共通ソフトウェア基盤の開発を行う。講演では共通ソフトウェアのアーキテクチャの紹介と、本ソフトウェアを活用した社会実装や研究事例、そして今後のソフトウェア課題について議論する。