小埜和夫(日立)

社会課題の解決に向けたCMOSアニーリングの開発とその活用

日立は社会課題の解決に向け、最適化問題の実用解を高速に探索するCMOSアニーリングを開発している。2015年に半導体技術を応用した最初のASICを開発して以来、これまでに取り扱い可能なビット数を増やすとともに、GPUを活用することでASICでは解くのが難しい複雑な問題にも対応するなど、研究開発を継続してきている。本講演ではCMOSアニーリングの技術概要と共に、最近の応用状況について紹介する。また、CMOSアニーリングなどのアニーリングマシンを社会に広めるための活動についても紹介させていただく。